当社団の専務理事である山中竹春の研究グループが「新型コロナウイルス感染症回復者のほとんどが、6か月後も 抗ウイルス抗体および中和抗体を保有していることが明らかになった」ことを「新型コロナウイルス感染6か月後における 抗ウイルス抗体保有および中和抗体保有調査」に関する中間報告で発表いたしました!


横浜市立大学学術院医学群 山中 竹春 教授(当社団専務理事)、梁 明秀 教授、後藤 温 教授らの研究グループは、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染症(COVID-19)に罹患した方を対象に、感染後6か月および12か月時点の抗ウイルス抗体および中和抗体を測定する研究を実施し、中間結果を発表いたしました。

中間結果内容によりますと、「新型コロナウイルス感染症回復者専用抗体検査PROJECT*1」において、感染から6か月が経過した回復者を対象に参加を募ったところ、本年7月29日~9月30日の約2か月で619名もの方から参加希望があり、そのうち、10月26日までに採血して検体測定を完了した376例のデータを解析した結果、ほとんどのCOVID-19回復者が、(1)抗ウイルス抗体を保有し、かつ(2)中和抗体を保有していることが判明しました。数ある抗体の中で、中和抗体はウイルスの細胞への侵入を阻害する役割をもち、再感染を防ぐ抗体を指します。なお、中等症・重症の方が、軽症に比べて、中和抗体の活性がより強い傾向にあるという結果も得られました。

本研究の結果は、COVID-19回復者の一定期間後の追跡調査として国内初かつ最大規模の回復者データに基づいて得られたものです。SARS-CoV-2に対する抗体検査について、その意義に関する知見がいまだ十分ではないなか、本研究で得られた結果は、今後の地域抗体調査の実施に有用な情報を与え、また、世界中で開発されている予防ワクチンの開発にも一定の期待が持てるものとなりました。

来年中頃に1年後の研究成果の発表を予定しております。

*1 新型コロナウイルス感染症回復者専用抗体検査PROJECTのサイトはこちらです

横浜市立大学のリリースはこちらです


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